湯河原の日常

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2026/7/4supotta技術

除湿機の水を再利用する水耕栽培システムを構築しました

今回は、除湿機で回収した水を活用しながら水耕栽培を行うシステムの構成をまとめてみました。

この仕組みの目的は、室内環境の除湿と水資源の有効利用、そして将来的な自動運転の実現です。

システム概要

システムは大きく以下の機器で構成されています。

  • 除湿機
  • 貯水タンク①
  • 中間タンク②
  • 給水ポンプ①
  • 給水ポンプ②
  • 水耕栽培棚
  • 排出ポンプ
  • 監視カメラ

除湿機で発生したドレン水(結露水)を貯水タンク①に貯め、その水を中間タンク②へ移送します。

中間タンク②は栽培棚への給水用タンクとして機能し、給水ポンプ②によって栽培棚へ水を供給します。

栽培棚から戻ってきた余剰水は中間タンク②へ戻る循環方式です。

システム構成図

除湿機再利用型水耕栽培システム

水の流れ

1. 除湿機で水を回収

室内の湿った空気を除湿機に取り込み、結露によって発生した水をドレン経由で貯水タンク①へ送ります。

これにより空気中の水分を回収しながら、栽培用の水として再利用できます。

2. 貯水タンク①から中間タンク②へ給水

貯水タンク①に貯まった水は給水ポンプ①によって中間タンク②へ移送されます。

中間タンクを設けることで、

  • 栽培棚への安定供給
  • 水位管理の簡素化
  • 排水制御の集中化

を行うことができます。

3. 栽培棚へ給水

中間タンク②から給水ポンプ②によって栽培棚へ給水します。

栽培棚内を流れた水は余剰分がドレンラインを通って中間タンク②へ戻るため、循環利用が可能です。

定期排水の仕組み

今の時期は除湿機で作る水が水耕栽培で利用する水の量を上回るためオーバーフローが発生します。

そのため、本システムでは排出ポンプを利用して定期的に水を排出します。

排出条件

  • 1日2回実施
  • タイマー制御
  • 設定した水位まで排出
  • 排出後は自動停止

これにより、水位を維持しながら新しい水への入れ替えを行うことができます。

カメラによる遠隔監視

システム全体は監視カメラで常時監視します。

確認できる内容は以下のようなものです。

  • タンク内の水位
  • ポンプの動作状況
  • 栽培棚の状態
  • 水漏れの有無
  • 配管の異常

スマートフォンやPCから遠隔確認できるため、現地に行かなくてもシステムの状態を把握できます。

この構成のメリット

水資源の有効利用

除湿機で回収した水を再利用することで、使用する水の量を削減できます。

自動化しやすい

ポンプ制御や水位センサーとの連携が容易で、自動運転へ発展させやすい構成です。

水質管理がしやすい

中間タンクを中心として循環・排水を行うため、水位管理や定期排水をシンプルに実装できます。

遠隔監視が可能

カメラを設置することで、離れた場所からでも設備の状態を確認できます。

今後の展望

現在は基本構成の検討段階ですが、今後は以下の機能追加を予定しています。

  • 水位センサーによる自動制御
  • pH・ECセンサーとの連携
  • 自動液肥投入
  • 異常時の通知機能
  • データ蓄積による栽培分析

最終的には、人が毎日確認しなくても安定して運用できる水耕栽培システムを目指しています。

除湿機の水を有効活用しながら、栽培環境の自動化と省力化を実現できるか、今後も実験を続けていきます。